外壁の劣化は紫外線の影響で進行します。今回も西面の傷みは激しかったのですが、その他の面はさほど傷んでおりませんでした。弊社では保証を出す兼ね合いで外壁の状態によって張替えやカバー工法をおススメしておりますが、今回はまだ張替えする必要がないと判断し、入念に下地処理を行い施工いたしました。

築年数の長い家でも、大切にリフォームし手を加えれば長持ちします。今回は外壁塗装の他、雨樋交換・瓦水切り取り付け・ベランダポリカ取替など、様々な工事を施工させて頂きました。塗装工事の臭いが気になるとのことでしたので、今回は「水性タイプSKプレミアムシリコン」で施工しております。水性タイプは弱溶剤タイプに比べ臭いが少なく、アレルギーのある方も安心です。弊社では、様々なご要望に応じたご提案をさせて頂きますので、お気軽にご相談くださいませ。

現調した際に、外壁の一部が剥離しておりました。このままで塗装してもすぐ剥離することが予想される為、劣化部のサイディングを交換することをおススメし、塗装することになりました。下地がリシン吹付塗装だったのでリシンの模様合わせをし、今回はシリコンプランのオーデフレッシュで上塗りです。外壁が剥離した際は、自分で手直しせずに一度プロに見てもらうことがおすすめです。

新築時にご主人がこだわっていた高意匠サイディングの玄関ポーチでしたが、剥がれや変退色があったのでクリヤー塗装ではなく、塗りつぶし塗装を提案したのですが、ご主人の強いこだわりで玄関ポーチを新たに高意匠サイディングで貼り替えました。貼り替えは「ニチハのオペリアシリーズ(ベイクルストーン調)」は、起伏に富んだ立体的な表情と、柔らかい風合いが印象的なデザイン。重々しくも穏やかな色味により、優雅で高級感のある味わいになります。塗装だけでなく、部分的な張り替えによってもデザインバリエーションは大きく広がるので、ご興味ある方はご相談くださいませ。

モルタル壁は紫外線や雨による経年劣化が原因で、ひび割れが起きます。紫外線や雨には、外壁表面の防水塗装の膜を劣化させる力があり、モルタルが雨を吸水するようになると、乾燥と吸水を繰り返して膨張・収縮の負荷が掛かるため、ひび割れが起きてしまいます。こちらでは出窓のサッシ下などでクラックがありました。しっかり補修した上で、紫外線に強いラジカル制御機能のある「ファインパーフェクトトップ」で塗り替えしました。クラックは放っておくと漏水の原因にもなりますので、早めの修繕をおススメ致します。