外壁塗装の補修工事とは?「クラック」について
2020年6月2日
コンクリート打ち放しの外壁やモルタルの外壁にある「クラック」についてです。
外壁の改修で特に大切な下地の補修方法については、既存下地の劣化状況によって様々な補修方法があります。今回は「クラック」の補修について、記載していきます。
よくあるクラックの補修方法にUカットシール材充填工法というものがあります。
1.対象のクラックをダイヤモンドカッターで幅10㎜深さ15㎜程に切り取ります
2.プライマー(接着剤のような役割)を切り取った部分的に塗布します
3.プライマー塗布部分に、シーリング材を充填します
4.シーリング材をへらで押さえ、切り取った部分に密着させて、表面を平滑に仕上げます
5.シーリング材は乾燥すると凹むので、乾燥確認後、下地調整材(樹脂モルタル等)にて周囲との段差が出ないように、再度表面を平滑に仕上げます
以上が、Uカットシール材充填工法です。
このように外壁改修工事の仕上がりを左右するのは、下地補修がどれだけきちんと行われているかで決まります。目に見えないところではありますが、間違いなく美観と長寿命に差が出てくるところです。