スレート屋根の縁切りについて
2016年8月22日
スレート屋根の塗り替え時には、屋根材の隙間が塗料で埋まってしまったり、屋根材同士が塗料で密着してしまったりすることを防ぐために、縁切りをする必要があります。
縁切りを行う理由は屋根の構造にあります。
雨の一部は瓦の裏に回り込み、重なった下の瓦や瓦の下の防水シートの上を通って、外に排出されますが、もし瓦同士が密着して隙間がない状態の場合、裏に回った雨は抜けるところがなくなり、そこに溜まってしまいます。
下地の防水シートには、雨を溜められるだけの防水性はないので、雨が溜まったところは腐ってしまうのです。
ニッコーの屋根塗装は、縁切りに”タスペーサー”を使用しています。
タスペーサーとは、スレートの屋根材を塗装する際に使用する縁切り用の部材です。
タスペーサーをスレートの縁に差し込む事で、雨漏りの原因となる雨水が屋根裏に逆流する現象を抑える事ができます。
上記、標準施工にて対応しております。お気軽にご相談ください。