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外壁塗装前に知っておきたいこと

2016年5月18日

~塗料の種類と特徴~

 

塗料とは、対象物を保護・美装、または、独自な機能を付与するために、その表面に塗り付ける材料のことを言います。

 

»アクリル系塗料

 

無色透明で軽量、低価格ですが、汚れやすく耐久年数が6~8年と短いです。こまめな点検や塗り替えを必要とするため、耐久性を必要としない場所やよく塗り替える場所に適しています。独特のツヤ感と滑らかさを持つので、デザイン性を重視したい場合や、鮮やかさを強調したい場合にはある種の「絵の具」的な使い方ができます。
短期間のサイクルで塗り替える予定がある場所や期間限定のディスプレイ的な塗装、
室内の壁などには適していると言えます。また、他の塗料と比較して透湿性が高いため、
湿度が滞留しやすい軒天井などには向いているとされています。
しかし、アクリル塗料は透湿性が高いことや、塗膜にひび割れができやすいなどの特性から、外壁塗装には不向きとされ、現在では塗り替えにはあまり使用されていません。
ただし、新築からしばらくの間、モルタル壁などは伸縮するため外壁の塗装にひび割れが生じやすいので、業者の判断で塗り替えを見越して最初にアクリル樹脂塗料を使うことがあります。ですから、新築後の初回の塗り替えは7年くらいで考えたほうが良いでしょう。

 

»ウレタン系塗料

 

耐水性、耐候性、耐油性に優れ、柔らかい塗料です。 耐久年数は7~10年ほどあり、アルミやモルタル、コンクリートなど様々な部分に塗装ができます。価格もお手頃なので、
屋根塗装や外壁塗装によく使われています。
ウレタン塗料は一般的に、硬化剤を使う2液型塗料の事を意味します。
1液型塗料と違い、一度塗料を作ると硬化剤を混ぜた時点から硬化が始まります。
ウレタン塗料は2液を混合すると化学反応が起こり三次元の網目構造を形成し、この網目構造が緻密なほど塗膜の性能は向上します。塗装直後は樹脂、硬化剤、溶剤が混ざり合っていますが、溶剤分が揮発・蒸発していくと硬化剤と樹脂が反応して網目構造を作り出します。アクリル塗料よりは優れていますが、シリコン系塗料にはどうしても劣ります。その他、防汚性や紫外線への抵抗力など、他の塗料よりやや劣る点も見られます。
また、光沢のある仕上がりが長続きするものの、変色しやすいのも特徴です。

 

»シリコン系塗料

 

耐水性・耐候性・防汚性ともに優れており、塗装膜の剥がれや膨れが少ない塗料です。耐久年数は12~15年とアクリル系やウレタン系塗料よりも長く、高品質でありながら価格もお手頃で、現在一番ポピュラーな塗料と言えそうです。
シリコン系塗料は塗る部分に合わせて塗料を使い分けることが可能であるため、その環境に適した塗装を行うことができます。これは外壁塗装後も美しさと仕上がりを維持していくために不可欠なことであり、シリコン系塗料の特徴を活かせる部分でもあります。
この塗料の汚れにくさのおかげで、従来できなかったモノクロやアクセントを積極使用できるようになりました。

 

»フッ素系塗料

 

耐久年数が15~20年と塗料のなかで最も長く、耐久性に優れています。高い密着性を持ち、汚れにくく機能性もあるので、長期的に塗り替えが行われない大きなビルなどに用いられますが価格が高めです。フッ素樹脂塗料は分子同士の結合力が他の樹脂より強い為に、紫外線などの影響を受けても壊れにくく、長期使用に耐え得る持続性を持っています。
性能がいい反面価格は他の塗料に比べて割高になっています。

 

»ラジカル系塗料

 

塗料のなかでも新しく、紫外線や酸素などの劣化要因の影響を受けにくい性質を持つ塗料です。耐久年数は10~12年と言われ、機能性に優れています。新しい塗料なので口コミも少なく知名度は低いですが、質もコストパフォーマンスも良いです。メンテナンスサイクルコストの軽減が出来るので、それなりに安く、そして高性能とダブルでお得なラジカル制御型塗料になっています。

 

様々な塗料がありどれがいいか分からないという方もいらっしゃいますが、まず
塗り替えをする際は、まずは家の劣化状況を正確に把握しましょう。そうすることで、自分の家にとってどんな機能が必要なのかを測ることができます。

外壁塗装前に知っておきたいこと

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